こども美術教室 がじゅく 用賀スタジオのブログです。日々創作活動にいそしむ子供達の表情や毎回の授業の報告などを発信しています。(子供のための造形・絵画教室)

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2012年8月29日水曜日

8/29(水)の授業報告

朝がだいぶん涼しくなってきましたね。
夜も過ごしやすくなってきています。
秋の足音が、もう聞こえていますね。

さて、本日の課題は、幼児クラス少年クラス共に「亀作り」でした。
紙粘土による、亀さん作り。

そのままですね!

しかしながら、手足には芯棒を入れるなど造形の大切な要素を含んだ課題なのです。

課題としてはシンプルなのでが、一つ一つの工程は丁寧に考えて進めていくのが大事なのです。
完成したところからの逆算で、工程を組み立てていく。

まだ、みんなには難しいことだけど、何事にも共通する大切なことなんだよ。
おっと、なんだか説教染みてきました、、、


ちひろ先生が作ってくれた参考作品を見ながら、どういう風に作られているのかを考えます。


さて、制作開始です。
紙粘土を「頭部」「手脚」「甲羅」「尻尾」といったパーツに分けます。
ここで大事なのが、どのパーツがどれくらいの大きさなのかを考えながら切り分けていくことなのです。

もちろん、一度でうまくいかないので、切った張ったしながらなのですが。

そして、こちらが亀さんの体となるもの。

つま楊枝を芯棒に使いました。

みんな思い思いの色に紙粘土を着色しながら、亀さんを作っていきます。










こちらが幼児クラスの完成した作品です。
まずは下絵と突き合わせで、ご覧ください。






そして個々にみていくと、表情豊かでいいんです!




あっかんべーw




こっちも、あっかんべーw


そして、こちらは。




ん〜!なんとも愛嬌のある顔ですね。




この時間の中で、下描き(構想)かた制作までスムーズにできたのではないでしょうか。
それも、みんなが課題説明を真剣に聞いてくれたからですね。

また、この時間で面白かったのが「紙粘土への着色」の工程で、僕は「むら無く色を練り込んで、混ぜていこうね。」といったのですが「まだらがいい!」との意見!

そう、紙粘土の「白」と色がまだらになった、いわば「模様」「柄」がいいと意見が出たのです。

これには感動!!

それも技法であり、大いに活用でくるのです。

みんな、いい感性してるぞーーー!!!



少年クラスの亀作りは、リアリティの追求など、少し先に進んだ内容となります。

下描きの段階から甲羅に模様をつけたりを面白さ満点!
イメージがハッキリしてきたら一気に制作していきます。




真剣に構想を練りながら、描いていますね。





甲羅もトゲがたくさんあったり、頭部の形が尖っていたりとリアルですね。
また、手脚の接合も丁寧に行うことに留意して進めていきます。



甲羅無し〜からの!



甲羅装着!!



こういった細かい作業が、完成した作品の質を高めます。


そして、少年クラスの完成作品。













なかなか凝った内容の作品となりましたね。
こだわりが、良い方向に向いたのではないでしょうか。



担当した先生は、アキヒロ先生。(記:アキヒロ先生)